田舎の結婚式は派手?地味?今も引き継ぐ伝統とは

年々進化を遂げている、「結婚式」。

会場から衣装、演出などそれぞれの選択肢がずいぶん多様化しています。

その為、結婚式への夢や理想も膨らむばかりですよね。

「個性」を重んじるこのご時世・・・ですが、今なお色濃く残る「伝統」を重んじる結婚式もあります。

それは田舎の結婚式です。

“結婚”は愛する二人が結ばれる為にあるのですが、両家が結ばれる日でもあります。

今回は、そんな昔から変わらない伝統を引き継ぐ、田舎の結婚式についてご紹介します。

田舎の結婚式の特徴とは?

田舎結婚式

そもそも近年の人付き合いというのは、自分の家族、家族からほど近い親族、親しい友人、職場くらいが一般的でしょう。

結婚式においても、上記のようなメンバーを招待して、人数が増えるのは職場の付き合いで、という方が多いのではないでしょうか。

また、招待人数が著しく増えるのは、親族が多いという方も少なくないはずです。

冒頭でも申し上げた通り、結婚式は両家が結ばれる日でもあり、両家にお互いを紹介する場でもあります。

ただし、これはどの地域でも、どんな都会でもある話ですよね。

田舎と一口に言っても、どこまでを“田舎”と呼ぶか定義が難しいですが、地域によって様々な風習があります。

ただ、共通して言えるのは、招待客がもの凄く多い・・列席者の半分以上が親族、なんて話は当たり前でしょう。

さらに、大体の地域では、ご近所さんがたくさん招かれるのも特徴であるといえます。

田舎の結婚式は派手?地味?

ご近所さんや親族が多いのが田舎の結婚式の特徴とお伝えしましたが、式の方法は地域でまるで違った結婚式になります。

今回は私が体験した、身近に聞いた話をご紹介します。

派手婚

通常のように友人・知人・職場の人もきっちり招待すれば、やはり招待客の人数は膨大になるので、結婚式は当然派手になります。

びっくりするくらいの大きな会場、お料理も演出もとにかく豪華になりますよね。

私は以前、沖縄の結婚式に招待されました。

新郎が友人だったのですが、出身は関東ですが、職場が沖縄で職場恋愛、結婚式も沖縄で行いました。

新婦さんが沖縄の方で、とにかく親族が本当に多かったです。

新郎も交友関係が広かったのもあり、なんと約300名の式でした。

その内新婦さんの親族関係はおよそ3分の1以上、つまり100名以上!

会場は舞台付の広い会場。

両脇にライブのようなスクリーン。

新郎新婦は遥か彼方。

料理もターンテーブルの取り分けではありましたが、食べきれないほどでした。

演出も舞台から新郎新婦が沖縄伝統の舞を踊ったり、伝統的なエイサーという太鼓がでてきたり、最後は沖縄の結婚式やお祝いごとにはお決まりの、かちゃーしーという沖縄の踊りを舞台上でみんなで踊ったりしていました。

また、沖縄独特の風習で、結婚式の途中、列席者がご祝儀とは別に、二人へのプレゼントを渡しにいくという時間がありました。

他にもキャンドルサービスやシェフがでてきてシャンパンオープンのセレモニーがあったり、とにかく豪華でした。

帰りのお見送りは一人一人と唯一の時間・・・2次会に登場したのは、予定時刻の2時間後でした。

沖縄の結婚式がすべてこのような形式とは限りませんので、あしからず。

地味婚

これは6年ほど前、私が静岡で勤めていた頃に、着付けが出来る知り合いのおばぁちゃんが、体験した翌日に教えて下さった話です。

静岡のとある田舎で結婚式があるので、白無垢の着付けに新婦様のお宅に着付けをしに行ったそうです。

朝の早い時間にご自宅にて白無垢、綿帽子の着付けをして、ご両親に付き添われて新郎様のお宅に向かいます。

ご近所さんがその姿をお見送りするために、皆さん外にでて待っています。

現在は一通りご挨拶をしてからお車で新郎様のご自宅に向かうそうですが、昔は徒歩で向かったとか。

まさに嫁入りの一行だったのでしょうね。

それから新郎様のご自宅に着いて、ご挨拶をしてから、静岡には三嶋大社という立派な大社があるので、そちらで神前式を行います。

その時に同席するのが、ご親族さまとご近所さんだそうです。

式が終わってから全員で新郎様のご自宅に向かい、ご自宅にていわゆる披露宴を行います。

と、いってもお食事会です。

ご親族様とご近所様がみんなで食べきれない程の婚礼料理(縁起のいい意味を持つ料理だと思います)を作り、みんなでお酒を飲みながらお祝いするのです。

新婦さんはもちろんですが、新郎さまも知らない人達がとっかえひっかえやってきては祝福をするような、まさに絵に描いたような結婚式なのだそうです。

プロジェクションマッピングなどの最新の演出や会場が次々と出ている中、このような伝統的な式がまた残っていることに、新鮮で神聖な気持ちになった事を思い出します。

また、ご自宅はもちろんですが、公共の会館などで行う式も田舎では多いそうですよ。

衣装や服装

衣装については、結婚式場で行うのであれば、ドレスの方もいらっしゃいますが、やはり和装が多いようです。

実際、先程の沖縄の結婚式もお色直しでドレスをお召しになってましたが、最初は和装でした。

伝統的な式であればあるほど、神前式が多いようで基本は和装でしょう。

列席者の方は、式場であれば一般的な結婚式と変わりません。

ちなみ沖縄では伝統の正装に、“かりゆし”という衣装がありますので、夏場はそちらをお召しになる方も多いようです。

ご自宅など身内だけの場合は、パーティまで華やかではないですが、結婚式場よりはラフな感じでよいようです。

しかし、ご両親など近親者は留袖など、和装を着る方が多いようです。

費用やご祝儀

結婚式場で行う場合は、費用もご祝儀も通常と変わらないでしょう。

ただし、親族やご近所さんをご招待する場合、ご年配の方が多い場合があるので、大体マイクロバスなどのチャーターは必須のようです。

ご自宅で行う場合は、もちろん、神前式の費用、衣装着付けと飲食の費用と考えて頂ければよいと思います。

引き出物はご自宅では必要ない場合が多いですが、会館などの場合は鰹節など気持ちばかりを用意する方もいらっしゃるそうです。

しかし、ご祝儀については、ないも同然と考えておく方が無難かもしれません。

もちろんご用意頂く方もいるかもしれませんが、お祝いの品という形の方が多いと思います。

まとめ

田舎の結婚式はやはり、新郎新婦にとっては少し窮屈な印象が多いようです。

確かに、たくさんの選択肢があり、たくさんの魅力や夢がある中、風習やしきたりで嫁ぐ側のお嫁さんは従うしかないもどかしさ、淋しさ、悔しさがあるのかもしれません。

「私は親族じゃなくて彼と結婚するのに!」なんて思ってしまう新婦さんもいらっしゃると思います。

でも、そんな風習が残っているのは、そしてその風習を行ったご両親が幸せでいるのなら、きっとそれは本当に皆さんがお二人を祝福しているからではないでしょうか。

結婚式はもちろん二人の大切なものですが、同時に最高な親孝行の場でもあると思います。

これから家族の一員になる儀式として、大切に育ててきた子供たちの門出を大いに自慢させてあげる場として、お二人にしかできない大役で親孝行をさせてあげると思えたらきっと、楽しい式になるかもしれません。

そして、お二人でやりたい式や、招待したい皆さんは、別日にささやかでもお二人なりに計画してみてはいかがでしょう?

2回結婚式をやるのはやはり、時間的にも金銭的にも厳しいかもしれません。

完璧に思い通りにできなくても、大好きな仲間に囲まれて、一緒の時間を過ごせるだけで、きっとたくさんの幸せ感じられると思います。

今までのたくさんの夫婦の幸せを受け継いで、いつまでも幸せで仲の良いご夫婦になれますように。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です